TOEICのPart 5を解いていると、こんな問題に出会ったことはありませんか?
It is important that every employee follow the safety rules.
「employeeは三人称単数だから follows じゃないの?」
と思った人も多いはずです。
実は、この文法にはきちんとした理由があります。
今回は、
- なぜ動詞が原形になるのか
- 日常会話でも使われるのか
- TOEICでよく出る形容詞
までまとめて解説します。
なぜ動詞が原形になるの?
結論から言うと、
この文は「事実」を言っているのではなく、「~すべきだ」「~であることが重要だ」という要求・必要性を表しているからです。
例えば、
He works here.
これは、「彼はここで働いている。」
という事実です。
一方、
It is important that he work here.
は、「彼がここで働くことが重要だ。」
という必要性や望ましさを表しています。
つまり、事実ではなく
「こうあるべきだ」
という意味なので、普通の現在形ではなく動詞の原形を使います。
この文法を仮定法現在(Mandative Subjunctive)と呼びます。
be動詞だともっと分かりやすい
このルールはbe動詞を見ると一目で分かります。
普通なら
He is careful.
ですが、
It is essential that he be careful.
になります。
isではなくbe
になることで、
「普通の現在形ではない」
ことが分かります。
日常会話でも使われる?
答えはYes! ただし場面によります。
例えば、
It’s important that everyone arrive on time.
It’s essential that employees follow the rules.
ビジネスや学校では非常によく見かけます。
It’s important that he should be on time.
という形もよく使われます。
また会話では
It’s important that he’s on time.
と言う人も少なくありません。
日常会話ではもっとシンプルに言うことが多い
例えば、
「時間どおりに来てね。」
なら、
Make sure you’re on time.
You should be on time.
と言うことの方が多いです。
つまり、
It is important that…
という構文自体が少しフォーマルなのです。
TOEICで覚えておきたい形容詞
次の形容詞が出てきたら、
「that節は原形かな?」
と考えるクセをつけましょう。
| 形容詞 | 意味 |
|---|---|
| important | 重要な |
| necessary | 必要な |
| essential | 不可欠な |
| crucial | 極めて重要な |
| vital | 極めて重要な |
| imperative | 必須の |
| advisable | 望ましい |
| desirable | 望ましい |
例えば、
It is necessary that all visitors wear ID badges.
It is essential that the report be accurate.
TOEICでは形容詞だけではない
実は、同じルールは
動詞や名詞でも使われます。
動詞
- recommend
- suggest
- require
- request
- insist
- demand
The manager recommended that we change the schedule.
名詞
- recommendation
- suggestion
- requirement
- request
- demand
His recommendation was that we change the schedule.
TOEICではこの一言を覚えよう
TOEICでは細かい文法用語を覚える必要はありません。
次のルールだけ覚えておけば十分です。
「重要・必要・提案・要求」を表す語が出てきたら、that節の動詞は原形。
このルールを知っているだけで、Part 5の文法問題を素早く正確に解けるようになります。
まとめ
- It is important that… は「事実」ではなく「~すべきだ」という意味を表す。
- そのため、that節では動詞の原形(仮定法現在)を使う。
- アメリカ英語では現在もよく使われ、TOEICでも頻出。
- important、necessary、essential などの形容詞が見えたら、原形を疑おう。
いかがでしたか?
TOEICリーディング問題のPart5には、日常生活やビジネスシーンで使われる幅広い語彙の知識だけでなく、各構文のルールや文法問題の理解度が確かめられる問題も少なくありません。
「なんでこの答えになるの?」と疑問に思ったら、深掘りするクセをつけましょう。
それでは、また次回。
See you around!

